申し訳ありません  --- 8月某日 ---
〈 育児Ch 〉


悪夢のような1日でした。
ホ~ントえらいめに遭いました。

ロータスに日用品の買い物と、2歳になったクッチーの誕生日プレゼントを買いに行ったのですが、もうドツボにハマってしまいました。

元々人ごみが苦手で、しかも小さな子供連れなので、ロータスへはいつも開店そうそうの時間を狙って行きます。
朝早いせいか、人が少なくて快適に買い物が出来るのです。

クッチーは、カートのお子様席にちょこんと座り、最初は大人しくしていました。
予めリストアップしておいた日用品を素早く探し、ポンポンカートに入れていく私。(いつクッチーが愚図り出すかわからないので、とにかく迅速に行動しなければならないのです:泣)

日用品の買い物があらかた終わったので、クッチーお待ちかねのおもちゃ売り場へ・・・。
ハローキティの塗り絵を指差し「きちぃ」、
カエルのゴムボールに手を伸ばし「けろけろ」、
犬のぬいぐるみを目ざとく見付けて「マー! マー!(タイ語。“犬”という意味)」、
と興奮気味に声を上げるクッチー。
・・・はぁ。

と、ここまではまだ良かったのですが、巨大棚にズラリと並べてあった乗り物(三輪車など)を見ると、目をピカピカさせながら「のうー、のうー(乗る、乗る)」と。
今年のクッチーの誕生日プレゼントは三輪車かな、と密かに決めていたので、別に問題はなかったのですが、商品を一通り見渡し値段をチェックしてみると、想定していた予算(約1000B)よりもどれも安かったので、他にもいいおもちゃはないかとクッチーを騙くらかし、いったんその場を離れ、他のおもちゃを物色しに行きました。
砂場遊びセットとママごとセット(2つ)、ママごと用ちゃぶ台、キティちゃんの塗り絵、クレヨンなどをカートに入れ(←どれも安かったのです)、一通りの買い物が済んだので、待望のおもちゃ売り場→乗り物コーナーへ戻り、私が目を付けていた一番シンプルな水色の三輪車を棚から下ろし、クッチーに試乗させてみました。
クッチーも乗る前からこの三輪車のビジュアルが気に入ったようで、三輪車にまたがると超ご満悦のスマイル。
一応、象やキリンのゴテゴテした装飾が付いたプラスチックの三輪車も棚から下ろして横に並べ「乗ってみたら!?」とすすめてみたのですが、全然ダメ!
見向きもしません。

どうやらクッチーはこの水色の三輪車にすっかり心を奪われてしまったようでした。
私もこの水色の三輪車が一押しだったので、
それなら話は早い、と

「んじゃ、お会計~」といきたかったのですが、

ですがぁっっっっっ・・・・・!!!!!

クッチーは水色の三輪車から一向におりようとしません。

「あぁ、もう少し乗っていたいのね」

としばらく遊ばせて、10分ぐらい経ったので、クッチーを三輪車から下ろしカートに乗せようと試みたところ、いきなり絶叫!!!

「もしかして、この三輪車を置いて行くと思ったの?
違うのよ、この三輪車も買うの。
ほら、クッチーと一緒に三輪車もカートに乗って・・・」

と言っても、クッチーの声はますます大きくなり、泣き喚くばかり。
私はどうやらクッチーに、クッチーと水色三輪車の恋路(!?)を邪魔する鬼ババアのように思われてしまったようです。
困ったなぁ・・・、ホントーに困った。(泣)

とは言っても、ここまでトゥクトゥクをチャーターして来て、運転手さんとの約束の時間もあるし・・・、そういつまでもここにはいられないの。

しかし、何を言っても、何を餌に釣ろうとしても、全~然ダメなのです。

それからは地獄絵巻。(涙)

怒り泣き
絶叫泣き
発狂泣き

あのロータスの広ーい館内に響き渡るほど大きな声で。

小さな子の泣き声って耳障りで、不快なんですよね。
私は周りの方に申し訳なくて、一刻も早くお会計を済ませてその場を立ち去りたかったのですが、とにかく動くと全くダメなんです。帰らせてくれない。
ピクリとでも動こうものなら大絶叫なんですから。トホホホ・・・。(泣)
強烈怒りモードに入ってしまっていたのでしょう。

しっかし、この気の強さ、誰に似たのでしょう。
気の強さでは甲乙つけがたい私と夫の遺伝子を受け、さらにパワーアップしたのでしょうか。

・・・それにしても、
タイ人ってあらゆる面で子供に寛容です。
狂ったように吠えまくる娘にほとほと手を焼いてる私を周りの人々はさり気なく見守っていてくれました。
かといって何か行動を起こすわけではなく、見て見ぬ振りしてくれるのです。
誰一人として私の顔を覗き込んだり、不愉快な顔をしたり、顔を歪めたりする人はいませんでした。
そっとしておいてくれるんです。

そんな彼らの心遣いにホントーにホントに救われました。
ここがタイで良かったなー、と心底思いました。
つくづくタイ人の懐の深さを感じた日でした。

しばらくして、何とかクッチーが落ち着いたので、やっと帰ることが出来たのですが、

「静かな朝のひととき、ご迷惑お掛けして本当に本当に申し訳ありませんでした!」

とマイクで一言お詫びを入れたかったぐらいですが、そんなのいいからとっとと帰れ! という声が飛んできそうだったので、とっとと退散しました。


しかし、育児って“ちょっとしたコツ”が実はとても重要なんだな、と改めて思いました。
行動を起こす前に、その子の性格、習性、行動パターンなどを考え、常に先読みする。
こう動くとこうなるだろう、と頭の中で素早くシュミレーションしてみて、見せてはいけないもの・触れさせてはいけないもの、を瞬時で判断し、それに伴った行動をする。
子供はまだこちらの言ってることを100%理解出来ないので、こっちが先回りして危険(!?)を回避するより他ないのです。

その子にとって絶対おかしてはいけないタブーってあると思うんです。
今回私はそのタブーに触れてしまったんだと思います。
大いに反省したと同時に、勉強させられました。

・・・それにしても、
早く言い聞かせたらわかる年齢になってくれないかなぁぁぁ・・・。


問題の三輪車です。↓↓↓




あんなにゴネまくっていたのに、家に帰ってからは、買ってきたおもちゃに囲まれ、とってもご機嫌なクッチー。

・・・・・やってられない・・・・・。(泣)


三輪車に飽きたら、今度はキティちゃんの塗り絵に挑戦。


・・・と思ったら、またしても三輪車復活。
ペダルに足が届くのがやっとでまだ上手くこげないので、後ろから押してくれと催促するクッチー。
お陰で私はヘロヘロ~~~・・・。(涙)

散々泣いて疲れた後、はじけたように遊びまくったので相当疲れたのか、程なくしてコテンと寝てしまいました。

私はその後、ビールを飲みながら残り物の豚汁と炊き込みご飯をたらふく食べ、食後にシナモンドーナツまで食べて(←やけ食い)、サロンパスを腕や背中にベタベタ貼りまくって不貞寝しました。


ところで、コレ↓↓↓欲しいぃぃぃーーー。


腰を屈めて三輪車押すの、めっちゃキツイんです。
実はこの形の三輪車が欲しかったのですが、残念ながらロータスには置いてなかったんです。

クッチー、早く一人で三輪車乗れるようになっておくれ~。
しかし、それまでが恐怖だなー。
取っ手を付けたいと夫に相談したら「それぐらい自分で考えて、やれ!」って怒られるだろうしなー。

はぁー・・・。

どうしたものかな・・・。

トホホ・・・。(泣)




  ご意見/ご質問/ご感想メール 


今回は、新規メール(!?)の2通目です。
こちらでご質問にお答えさせて頂きます。
(*以下ご本人に了解を得て掲載させて頂いています)

〈--省略--〉

6月の日記の手作り帽子とワンピースとても素敵でした。 コラムに写真があったおてだまといい手縫いっぽい素朴な感じがいいですね。 私も趣味で裁縫をするのですが、そちらでも道具や布が揃うのだなと関心しながら見ています。 またぜひ手作りの写真を乗せて下さいね。

(日本在住 Mさん)

いつもご愛読頂いているようでありがとうございます。

〈--省略--〉

手芸は下手の横好きなんですよ。
けれど、この歳になってたとえ趣味でもこんなに夢中になれるものがあることは嬉しいことだな、と思っています。

さて、「手縫いっぽい・・・」という点ですが、ズバリ、全て手縫いなんですよ。
なんせまだミシンがないもので・・・。
ミシン、とぉーーーっても欲しいんですけどね。
でも、まだ今はいいかな・・・。

4月に母が遊びに来たのですが、その時

「そんなに洋裁が好きなら、ミシン買ってあげる。
手縫いじゃ大変だろうから・・・」

と言ってくれたり、夫も

「アンタにミシン買ってやる為に仕事1つ多く取る・・・」

なんて言ってくれるのですが、気持ちだけ有難く頂いています。

ミシンは何らかの形で自分で貯めたお金で買いたいんです、何となく。
その方が大切にするような気がしますし・・・。

ともあれ今はお金が全く貯まっていませんし、ミシンを買うのはもう少し先になりそうです。
でもその方がいいんです。
洋裁は全くの初心者ですので、一通り色んなものを手で縫ってみて、まずは基礎をしっかりマスターしたいですし、それに、これはあまり関係ないかもしれませんが、ミシンを持っていても手縫いの方が好き、という断然手縫い派の方もいらっしゃるようですので、ミシンがあればいいってもんじゃないのかもしれないな、なんて。
まぁ、でも欲しいですけどね、ミシン。

・・・おっとっとっと、ミシンを語りだすとつい長くなってしまいました。すみません。

さてミシンですが、一応こちらでも手に入ります。
昔懐かしい足踏みミシンから電動ミシンまであります。
しかし、日本で売ってるものと同じようなものは売ってないかな・・・。

手芸に使う小道具類ですが、基礎的なものならこちらでも手に入ります。
ただ、日本のような便利グッズ(マーカータイプのチャコペンだとか、両面チャコピーとか)は手に入らないかも・・・。
良く探せばあるのかもしれませんが、私が見た限りでは残念ながらありませんでした。

またこちらは、デパートとかショッピングセンター内に必ずしも手芸屋さんがあるわけではありません。
小道具から布の買出しまで業者さんが行くような問屋街(本当は市場なんですけど)みたいなところで買います。
安価で手に入りますし、品揃えも豊富なので見て回るだけでとても楽しいですよ。

・・・と、私が知る限りのチェンマイの手芸用品事情はこんなものでしょうか。
もっと詳しい方はたくさんいらっしゃると思います。

私も、かわいらしいボタンのお店や、綿のレースやリボンをたくさん取り揃えているお店を探したいな、と前々から思っているのですが、なかなか時間がなくて・・・。
ま、しかし、これからも少しずつですが開拓していきたいと思っています。


★いつもメールを下さる読者の方、全てのメールにお返事出来なくて本当に申し訳ありません。
この場を借りてお詫び申し上げます。




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