夫のバンコク出張


朝一番で夫はバタバタと出掛けて行った。
夫が出掛ける時はいつもこんなカンジ。
短時間で集中的に用意するもので、まるで嵐のよう。


海外へ行く時も同じ調子・・・。
ギリギリになって用意するのはまだいいが、家を出る時間までギリギリなので、つい私がキレてケンカになる。
途中で何が起こるかわからないので、なるべく時間に余裕を持って出発し、もし早く空港に着いたらゆっくりコーヒーでも飲もうと考える私と、空港での待ち時間が苦痛で堪らないのでなるべくギリギリまで家にいたい夫。

・・・全く正反対。

6年前、夫と2人一時帰国して再びタイに帰ってくる時、私の親友が車で私たちを空港まで送ってくれたのだが、その時も結局時間ギリギリに家を出ることになった。
親友に迷惑をかけてしまって申し訳ないという気持ちと、搭乗時間に間に合うかどうか焦る気持ちで、私はとうとう爆発してしまった。
親友の迷惑も考えず、車の中で夫と大ケンカ。(Aちゃん&F、ごめんね〜)

で、結論

「これからは海外に行く時は、空港集合にしようや!」

と。
なんだかな〜・・・。


・・・と、話が大きくそれてしまったが、夫がネクタイを締める姿を見るのはこの日が初めて。
結婚して6年になるのに、お互いの正装姿を見たことがない私たちってやっぱりどうかしてる・・・?!(爆)

娘に

「パパかっこいいね〜」

と話し掛けると、娘は何かただならぬ事件でも起きたのかと目をパチクリさせていた。

娘と2人門まで夫を見送り、そのまま庭で娘と遊びながらムックの出勤を待った。
8:00になってムックが出勤してきたので、娘をムックに預け私は朝食。
夫がいないので、コーヒーを入れトーストを焼きそれで終了。
思いっきり手抜き。楽でいいー。
久々にネットサーフィンをしながらゆっくり朝食を食べ、絶好調〜!
朝食の後いつもなら昼ご飯と晩ご飯の下準備をしたりするのだが、今日は夫がいないのでなーーーんにもしなくていい。
マジで楽ーーー!

・・・っと、ところがっ!

10:00を過ぎた頃、雲行きが怪しくなってきた。

まず、

時計ばかり見ている。

「まだ10:15かぁ」、はぁー、とため息なんかついたりしている。

そして電話をチラチラ見て

「もうドンムーアンについたかな〜?」

とバンコクの喧騒を思い浮かべてみたりしている。

すると、チリリリリーーーーーンと電話が!

夫だった。
これからシーロムに向かうところで、バンコクのタクシーがカラフルな色に変わっててびっくらこいたとか、やっぱりバンコクはチェンマイより暑い、などの他愛ない話をして電話を切った。

つい数時間前別れたばかりなのに、夫と電話で喋ってる時、もう何日も会ってないような懐かしさを覚えたのは何故だろう。

思えば私たち、娘がお腹に入ってから今まで2年半近く365日ほぼ24時間ずっと一緒にいた。
妊娠する前も1年を通して360日ぐらいはずっと一緒だった。
そんな生活を送ってはや6年・・・。
つまり一緒にいるのが当たり前で、離れていることが異常事態になりつつある。
これはヤバイ。か〜なりヤバイ。


ランチタイム。
いつもの習慣でビールの栓を抜く。
実は私たちの生活は昼ご飯と晩ご飯が逆になっている。
というのも、普段晩ご飯は、ムックが仕事を終え帰宅する前に夫と2人掻き込むようにして食べるか、ムックが帰ってしまった後、娘に大いに邪魔されながら食べるかのどちらか。いずれにしろ食卓は慌しく戦場(!?)さながら。
ハッキリ言って食べた気がしないし、味わいながらビールを飲んでるヒマなどどこにもない!
なので、せめてムックが娘をみてくれる朝とお昼ぐらいは大人2人でゆっくり落ち着いて食べよう、ということになり、いつしか昼ビールが定番になっていった。(さすがの私たちも朝からビールは飲みません!)

豚肉と春雨のピリ辛炒め+ご飯を食べながらビールを飲む。
いつもなら目の前に夫がいて、バカ話しながら爆笑し、酒を酌み交わしたりしているのに、今日はひとり。
なんとなく味気ない食事になってしまった。


午後は、夫の言い付け通り、庭の草木の手入れや水遣りなど庭仕事に精を出す。
夫が不在なので、夫に代わって私が庭と家と子供たち(娘とムック?)を守らなければならない。
門の前を怪しい人がウロウロしてると、不審者?!? と思い、思いっきりキィィィーーーっと睨み付け威嚇したりしている。(ただの通行人だったかもしれないのに、ごめんなさい〜:汗)
ひとりで留守番なら全く平気なんだけど、守らなければならない子がいると思うと軽くプレッシャー。
娘もことあるごとに「ぱぁぱぁ? ぱぁぱぁ?」って言うし、
あー、早く帰って来てくれないかな〜。

・・・そんなカンジで庭仕事をしたりして時間をやり過ごし、夕方、庭のテーブルで酔いどれオヤジ風にひとり腐りながらやけ酒を飲んでいると、タイ人の友人・Jちゃんがやって来て

「あれ?!? ひとり?」

と訊いてきた。

「ひとりよ。夫はバンコク出張」

と答えると、

「あら、珍しいー! 寂しいでしょ?」

と。

「うん。寂しい」

と脊髄反射的に答えると、
ププッと噴出された。

そりゃそうか。
この歳で(しかもこの顔で!)寂しいも何もあったもんじゃないよな。(爆)
でも・・・、寂しいものは寂しいんだからしょうがない。
しかし「寂しい」と声に出して言ってしまうと、不思議と心が軽くなったような気がした。


そして夜は・・・・・、

JちゃんとGちゃんが遊びに来てくれて、ムック、娘、そして私と女ばかり5人で酒盛り。
大いに盛り上がって飲めや歌えやの大騒ぎ。
実は今までタイ人女性の飲み友達っていなかったので、こんなに楽しく彼女たちとお酒が飲めるなんて正直少し驚きだった。それと共にむしょうに嬉しくなった。
ほろ酔い気分で笑い話に大爆笑していると、寂しい気持ちなどどこかへ吹っ飛んでいってしまった。


翌日はあっという間に時間が過ぎていった。
夫は予定通り21:00頃帰宅。
娘は既に寝てしまっていたので、私だけ階下に下り、庭に面したテラスで夫とビールを飲み、腕によりをかけて作った夫の大好物のつまみを食べながら、バンコクの土産話に耳を傾けた。

・・・な〜んか・・・、
聞いてるだけでヨダレが出そうな
旨かった食べ物の話ばかりじゃん!(怒)

「あー、そぉ。良かったね。
んで、私が作ったこのおつまみはどう?」

と訊くと、

「え? あぁ・・・。疲れてて味がよくわからなかった」

だと!!!

ぅんんんー、もぉぉぉ〜〜〜!!!(怒りの炎メラメラ)

よーし、決めた!
次回再び夫がバンコクに出張に行く時は、娘と一緒に付いて行ってやるー!!
んでもって、チェンマイで食べられないおいしいものを食べ歩いて、食い倒れてやるんだ!!!
・・・クッソーーーン。(悔し泣き)



追伸・・・

バンコク出張が決まった後、やむを得ず携帯を購入した夫。(←私たちは電話嫌いという変わり者夫婦)
バンコク滞在中夫はその購入したてホヤホヤの携帯からしょっちゅう電話をくれた。
離れていると携帯ってホント〜〜〜に便利だな、とつくづく実感。
今まで携帯電話が大して便利だと思わなかったのは、単に私たち家族がいつも一緒にいたからだったのね。(爆)



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